原監督が“球児トライアウト案”実現なら増すアマへの発言力
原監督自身は東海大相模高時代、夏は3年連続、春は準優勝を経験するなど、甲子園を沸かせたスター選手だった。夢でありプロにアピールする機会を取り上げられた球児の痛みがよく分かるということらしい。
原監督は昨オフから、セ・リーグのDH制導入、FA移籍の際の人的補償制度の撤廃など、ことあるごとに「原案」をブチ上げてきた。しかし、いずれも実現どころか、球界で議論にもならず、イライラを募らせていた。
史上初の春夏甲子園中止という緊急事態下で「原トライアウト案」が実現すれば、球界全体で発言力が増すことは必至である。
原監督の3年契約は来年まで。その先、もし巨人のGMにでも就任するようなら、今のうちにアマ球界に影響力を強めておくのも、悪くない話かもしれない。