主要ゴルフ団体のリスクマネジメント欠如 JGAの罪は大きい
主要ゴルフ5団体が、新型コロナウイルス対策に共通のガイドラインを20日に発表した。5団体とは、日本ゴルフ協会(JGA)、日本ゴルフツアー機構(JGTO)、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)、日本プロゴルフ協会(PGA)、日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)である。
すでに政府は、14日に8都道府県を除く39県に対し1回目の「緊急事態宣言の解除」を発令しており、何とも遅すぎる対応である。しかも、ツアー再開スケジュールの発表はまだだ。
■コロナ禍でわかる対応レベルの低さ
ゴルフ界は男女ツアー大会の中止発表が続き、ゴルフイベントは自粛が相次ぎ、関係者は混乱を極めていた。そんな中でわが国のゴルフ統一団体であるJGAが、業界や一般ゴルファーに対して何もメッセージを発信してこなかった罪は大きい。
14日には、“何もしない”JGAに業を煮やした日本ゴルフ場経営者協会(NGK)、日本パブリックゴルフ協会(PGS)、全日本ゴルフ練習場連盟(JGRA)の3団体が、いち早くガイドラインを、ゴルフ場、練習場、ゴルファーに向けて公表した。「来場者対応」「運営・管理」「従業員」の3点で予防策を細かく規定したものだ。