学生アスリートに試練 メダル候補も合宿先でリモート授業
乙黒が通う山梨学院大の広報によれば、今年度は東京五輪開幕に合わせて7月末に前期試験が終わる特別カリキュラムを編成した。仮に乙黒が7月にも行われる代表合宿に参加して、試験期間と日程が被っても、レポートや課題をこなせば単位取得は可能だという。五輪選手の育成に力を入れている山梨学院大らしい手厚いサポートだが、これは例外といっていいだろう。
森が在籍する金沢学院大学では今後、通常通りの講義と、オンライン授業を並行して行うため、トランポリン代表のスケジュール次第でメダル候補の森も合宿中であってもモニターの前に座ることになる。
今年度の始業が遅れたことで、カリキュラムを消化できず、本来なら夏休みの8月にも授業を行う大学も少なくない。
乙黒や森に限らず、大学生アスリートの多くは文武両道を求められそうだ。