攻め急ぎ白鵬まさかの連敗…“安パイ”鶴竜休場で相撲に焦り
横綱白鵬(35)が、まさかの2連敗だ。
30日は御嶽海と対戦。立ち合いでまわしを取り、後は寄り切るだけ……という体勢になったものの、好事魔多し。普段ならまわしを引きつけて盤石の寄りを見せるはずが、この日は上体が前のめりになり、御嶽海を土俵際に押し込みながら体が伸びてしまった。そこに御嶽海の突き落とし。あおむけにひっくり返されて、土俵下に転げ落ちた。
らしくないといえば、らしくない相撲。前日は大栄翔に今場所初黒星を喫しており、これで2敗目だ。
「大栄翔戦は立ち合いでまわしが取れなかったのが敗因です。白鵬は自分が想定していない相撲になると慌てる悪癖があり、ペースを掴みきれず、さらに足まで滑らせてしまった。独走態勢から朝乃山らに並ばれたことで、御嶽海戦では焦って攻め急いだのではないか」(ある親方)
なにせ、今場所は白鵬にとって「安パイ不在」。2日目から休場しているもう一人の横綱、鶴竜(34)のことだ。この両者、過去の対戦成績は白鵬が42勝8敗と圧倒している。そのうち6敗は「白鵬が優勝していない場所」だ。では、優勝しながら負けた2敗はどんな状況だったのか。