三浦カズ「最年長出場記録53歳5カ月10日」大絶賛の違和感
J1横浜FC所属のFW三浦カズが5日のルヴァン杯・鳥栖戦に先発出場。同杯の最年長出場記録を「53歳5カ月10日」に更新した。これまでの42歳10カ月0日を大幅に塗り替え、スポーツメディアは「日本が誇るレジェンドが世界を驚かせた」と報じた。
だが、世界中のW杯常連国を見渡しても、1部リーグでオーバー50の選手がプレーしているのは日本のJリーグだけ。世界から「日本のプロは年寄りでも通用するのか?」と言われても反論できないだろう。
鳥栖先発陣で18歳FW児玉、17歳MF相良に前半35分に登場した16歳DF中野を加えた合計年齢は51歳。いくら若手とはいえ、選手3人の合計年齢を上回る選手がピッチをウロウロしている状況は……世界から見ればやはり奇異に映るだろう。
そのカズは前半30分、右からの低い弾道のクロスに好反応し、お辞儀するような態勢からヘディングシュート。惜しくもGKの正面を突いた。
結局シュート1本で後半18分にベンチに下がったが、その時点で両チームのシュート数は鳥栖の7本(ゴール枠内0本)に対して横浜FCは5本(同1本)だった。枠内シュートはカズの1本だけという低調な内容だったのである。