朝乃山あまりにひどい3連敗…取材拒否で精神面の脆さ露呈
「負け方があまりにぶざますぎる。投げられてばかりで、これでは優勝どころか勝ち越しも難しいのではないか」
相撲評論家の中澤潔氏もため息をつくほど、ひどい負け方だった。
2連敗中の大関朝乃山(26)は15日、先場所優勝した元大関の照ノ富士と対戦。互いに2敗の新旧大関、軍配は照ノ富士に上がった。
朝乃山は低い姿勢で頭から突っ込み、前みつを狙うという立ち合い。照ノ富士が「右四つでくると思ってたので、びっくりした」と振り返ったように、意表を突くことには成功した。
が、もろ差し気味で土俵際に追い詰めたかと思ったら、雑なすくい投げで墓穴。照ノ富士に難なくこらえられ、逆に上手投げで土俵に転がされた。冒頭の中澤氏が言う。
「師匠の高砂親方(元大関朝潮)が12月に定年ということで、『それまでに優勝を』と話していましたが……口ばかり威勢がよくても内容が伴わなければ意味がない。確かに朝乃山は立派な体格(187センチ、174キロ)で、右四つなら誰にも負けないという自信もある。誰よりも横綱に近い力士であることは間違いない。ただ、大関という地位について格好をつけているのか、ひたむきさ、ガムシャラさが見えない。せっかく両横綱がおらず、優勝のチャンスなのに、この体たらく。ひどいの一言です」