瀬戸大也の不倫騒動が五輪スポンサーには“渡りに船”なワケ
不倫が発覚した競泳の瀬戸大也(26)。9月30日には所属先のANAから契約解除されるとともに、自ら日本オリンピック委員会(JOC)のシンボルアスリートの解除を申し出た。
瀬戸がCM出演していた味の素やP&Gの動画は1日現在、閲覧できない状態で、このまま打ち切られる可能性がある。電通子会社のマネジメント会社「ジエブ」に所属していることもあってか、WEBサイト「電通報」で、P&GのテレビCM動画が閲覧できるくらいだ(1日時点)。
所属契約を打ち切ったANAは不倫によるマイナスイメージを嫌った。瀬戸は味の素のCMに家族で出演するなど、プライベートを切り売りしていたことがさらなるイメージダウンを招いたといっていい。広告関係者は、「これが東京五輪のスポンサー離れにつながりかねない」とこう続ける。
「東京五輪が1年延期となったことで、五輪組織委は追加費用を捻出するため、各スポンサー企業に契約延長を申し出ている。瀬戸を切ったANAをはじめ、コロナ禍で大半の企業が大打撃を受ける中、億単位の金がかかる契約延長を避けたいと考えるところも少なくない。すでに契約延長を決めたスポンサー企業の中にも、世界的イベントである五輪から撤退することで、企業イメージが低下することを懸念したところもある。瀬戸はJOCの看板選手でもあったわけですが、個人スポンサーにせよ五輪の公式スポンサーにせよ、今後は、ちょっとしたスキャンダルでも、撤退や契約解除の口実になりますよ」
コロナ禍で苦しむ企業にとってスキャンダルは「渡りに船」か。