日本代表最多出場の遠藤が「記録を抜くとしたら冨安君」と
冨安健洋(ボローニャ DF・21歳)
「世界的にも有名なビッグクラブから興味を持たれていることはうれしいです。自分の理想もあるけど、先を見過ぎずに今できることを全力でやれればいいと思います」。9日のカメルーン戦零封の原動力となった冨安健洋は、地に足の着いた男だ。日本守備陣の大黒柱へと着実に成長した21歳DFの可能性は無限大。近未来の強豪へのステップアップは間違いなさそうだ。
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「酒井宏樹(マルセイユ)はフランスでアフリカの選手に対峙して慣れているし、僕も長く欧州でやってきた。冨安はポテンシャルが高く、いい経験を積んで試合に挑んだので落ち着いて対応できた。個の戦いも十分やれると感じました」
カメルーン戦で主将を務めた吉田麻也(サンプドリア)に大きな安心感を与えた一人が冨安だった。2018年10月のパナマ戦での日本代表デビューから2年だが、存在感はまさに絶大だ。とりわけ、19年夏のボローニャ移籍後の成長ぶりは目覚ましい。昨季は右SBを任されたが、今季から本職のCBとなり、より厳しい局面で戦っている。9月21日のセリエA開幕のミラン戦ではFWイブラヒモビッチと対峙。2失点を喫したが、駆け引きや体の入れ方の重要性を肌で感じた。