久保ビジャレアルのレギュラー確保は代表戦のゴールが近道
欧州ヨーロッパ・リーグ(EL)のイスラエル1部マッカビ・テルアビブ戦(日本時間6日)に先発フル出場した日本代表MFの久保建英(19・ビジャレアル)が、スペインの地元メディアから「(バルセロナの)メッシよりも役に立っている」「クボが1億2600万人の日本人に愛される理由がよく分かった」と大絶賛された。
後半52分、右サイドで相対した相手選手をフェイントで翻弄(ほんろう)。オフサイドラインぎりぎりを破る絶妙な浮き球クロスを左サイドに送り、FWバッカのゴールをアシスト。このプレーも「(試合前の大雨で)濡れた芝生の上で芸術的プレーを見せた」とベタ褒めである。
得点に関与したシーン以外でも、久保のチーム内の立ち位置が〈レギュラーに近づいている〉気配が伝わってきた。
前半33分。左サイドでFKのチャンス。ボールの側にはキックの盟主MFパレホ。前半4分に左CKを蹴り、FWバッカの先制点をアシストしている。「パレホがキックする」と思わせておいてチョコンと蹴ったボールを久保が引き取り、相手ゴール前にクロスを放り込んだ。ゴールにはつながらなかったが、チームメートの久保に対する信頼感が伝わってきた。