リバプール南野に燻るレンタル移籍説…出番失い都落ち危機

公開日: 更新日:

 英プレミアの名門リバプールに所属する日本代表MF南野拓実(24)は、日本時間1日に行われたウェストハム戦(午前2時30分開始)をベンチで眺めながら、自分の近未来の姿がクッキリと見えたのではないか。

 リバプールはレギュラーFWのサラー、マネ、フィルミノの3トップが先発。1-1の同点で迎えた後半50分、サラー以外の2人に代わってFWジョッタとMFシャキリが投入された。これがドンピシャのメンバー交代となった。

 トップ下に入ったシャキリがキレキレの圧巻パフォーマンスで相手DF陣を翻弄し、後半85分にはジョッタの決勝ゴールをお膳立て。チャンスをきっちりモノにしたジョッタの決定力の高さも見事だった。そして終了前には、MFミルナーが投入されて「そのまま試合を終わらせる役割」を過不足なく務め上げた。

 90分間、スタンドの控え選手エリアでマスクを付けたまま、ただ戦況を見つめるしかなかった南野は、チーム内の攻撃系選手の立ち位置が、①サラー②マネ③フィルミノ④ジョッタ⑤シャキリ⑥ミルナー⑦南野⑧オリギであることを知らされ、これからもベンチウォーマーから抜け出せないことを痛感したはず。それどころかケガで戦線離脱中のMFチアゴ、MFケイタが戻ってきた場合、序列が⑨以降となって〈レンタル移籍要員として放出される〉危機を迎えないとも限らない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…