メッツがヤ軍FA田中将に関心も…ダルも欲しがり“両天秤”か

公開日: 更新日:

カブスは年俸削減のメリット

 しかし、そのメッツにトレード話が浮上している。今季、カブスの3年ぶりのナ・リーグ中地区優勝に貢献したダルビッシュ有(34)の譲渡を持ちかけているというのだ。

 ダルは2018年2月に6年約134億8000万円でカブスに入団しており、契約が切れる23年までの年俸総額は約61億1000万円で、年平均20億円超と高額だ。今オフ、メッツ買収を承認された新オーナーのスティーブ・コーエン氏は資金力が豊かで、大補強をもくろんでいるといわれる。残りの年俸を負担してでもダルの獲得に乗り出すともっぱらだ。

 メッツのマイナーには、中南米出身の選手を中心に、将来を嘱望される若手が少なくない。一方のカブスは来年オフに、ブライアント、リゾ、シュワーバーらの主力野手が一斉にFAになり、資金が必要だ。有望な若手との交換で、チーム一の高給取りのダルを放出すれば、年俸を削減できる。ダルの契約にはトレード拒否条項が盛り込まれているとはいえ、本人が同意すれば、メッツへの移籍は可能となる。

 田中は治安の良いニューヨークの住環境がお気に入りといわれるが、ダルの去就次第では、住み慣れた街を追い出されることになるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…