マエケンはゴールドグラブ賞逃すも…来季課題は英語力強化
日本人初の快挙とはならなかった。
米大リーグの守備のベストナインを決めるゴールドグラブ賞が3日(日本時間4日)に発表され、ア・リーグ投手部門はエンゼルスの右腕キャニングが受賞。ツインズ・前田健太(32)は落選し、日本人投手では初の栄誉を逃した。ナ・リーグ左翼手部門はカージナルス・オニールが選ばれ、レッズ・秋山翔吾(32)は涙を飲んだ。
今季の前田は11試合に登板し、チームトップの6勝(1敗)をマークし、チームの地区連覇に貢献。サイ・ヤング賞のア・リーグ最終候補3人に残り、オールMLBチームにノミネートされた。
3連覇がかかる来季はエースとしての働きに加えて、クラブハウスでのリーダー的役割も求められる。
前田は現状、先発では最年長。来季でメジャー6年目とはいえ、広島時代から数えれば、プロとしてのキャリアは14年目を迎える。
ツインズは、チーム内のコミュニケーションを重視するロッコ・バルデリ監督の方針もあり、ほぼ毎日、ベテランや主力が試合前にナインに向けたスピーチをするしきたりがある。内容は自身やチームプレーについて振り返ったり、節目の記録を達成した選手を称えるなどさまざまだ。今季はDHのクルーズ(40)と捕手のアビラ(33)の両ベテランがスピーチに立ってチームをまとめていたという。