日ハムは穴どう埋める?有原と西川が来季メジャー挑戦確実
2003年以来、17年ぶりで2年連続Bクラスに低迷した日本ハムに大きな動きがありそうだ。
有原航平(28)と西川遥輝(28)がこのオフ、ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦することがほぼ確実になったのだ。
有原は昨年最多勝を獲得したエース。西川は走攻守と三拍子そろい、3度盗塁王を獲得したキャプテンだ。
日本ハムは「ドラフトと育成」が看板。素質ある選手をドラフトで獲得し、できるだけ早く一人前に育てる。若手に活躍の場を与えるため、ときには主力をFAやトレードで放出することもいとわない。他球団以上に活発な新陳代謝を繰り返すことで、一定のチーム力を保ってきた。それもこれも素質ある選手の獲得と、独自の育成システムがあればこそだった。
しかし、チームは2年連続Bクラス。選手のスカウティングに問題があるのか、育成システムに狂いが生じているのかはともかく、ここ数年は若手が思うように育っていないのだ。
例えば17年のドラフト1位の清宮幸太郎(21)は打率・190、7本塁打、22打点。同じ17年の高卒ドラフト1位の村上(ヤクルト)に大きく水をあけられている。翌18年のドラフト1位の吉田輝星(19)は5試合に登板して0勝2敗、防御率8・41。4日の西武戦は自己ワーストの8失点、5日、登録を抹消された(数字はいずれも6日現在)。