2日目は最終組“原vs渋野”2サムも…黄金世代2人の不安材料
松林でセパレートされた会場は第1打を曲げたら勝負にならない。その点、ドライバーを使わなくても原の飛距離ならスプーンでも十分に対応できる。
「スプーンなら飛ばしよりも方向性重視ですから、右ひざへの負担も少ない。さらに日本女子オープンで耐えるゴルフを学んでいる。丁寧なゴルフに集中できるだけに、初日の好発進は大きなアドバンテージになる」(田原プロ)
一方の渋野は、今季はスイング改造などで迷いが生じ、国内初戦で予選落ち。ここまで11試合(海外6試合含む)を終えて未勝利だ。1年前はボギーをたたいた直後にバーディーを奪うバウンスバックが代名詞になるぐらい勢いがあったが、海外転戦で“渋野らしさ”が消えてしまった。
「昨年はメジャーの全英女子に勝ち、みんなに期待され、国内でも鈴木愛(26)と賞金女王を争うなど、結果を残したが、今年はゴルフの怖さを覚えてしまった。スコットランドのリンクス2連続予選落ちで自信を失い、海外転戦では自分のゴルフができなかった。帰国後、1試合ずつ調子を上げてきたが、“勝てるのかな”という不安が頭をもたげると思う。サンデーバックナインまでじっと我慢して、追いかける立場なら勝つチャンスも出てくる」(田原プロ)
勢いのある若手が上位に顔を並べており、今週は面白い展開になりそうだ。