久保建英はリーガ首位ソシエダ戦で途中出場も見せ場ゼロ
スペイン1部ビジャレアル所属の日本代表MF久保建英(19)が、日本時間30日午前5時開始のソシエダとの上位対決に後半途中から出場した。
首位を走るソシエダを勝ち点4差で追いかける3位のビジャレアル。
27日に行われた欧州リーグ(EL)に先発した久保は、この日ベンチスタート。
1―1で迎えた後半29分、左サイドMFに入った。トップのスペイン代表MFジェラール・モレノ、右FWのナイジェリア代表FWチュクウェゼとのコンビで相手ゴールに迫ろうとするが、いかんせんボールを保持する回数が少なく、たとえば同44分に相手DFの背後に走り込み、チュクウェゼからラストパスを引き出したものの、DFを振り切ることができずにボールをロスト。結局、アディショナルタイムを含めた出場時間21分で見せ場ゼロ。試合も1―1のドロー決着となった。
<ELは先発・リーグ戦は後半途中出場>が現在の久保のチーム内立ち位置。地元では「保有元のレアル・マドリードがビジャレアルの起用法に不満あり。レンタル契約を打ち切って年明け1月、他チームに再レンタル移籍させる」と報じられている。現時点で久保の処遇は不透明だが、残留するにしても、年内中にビジャレアルで1ゴールくらい決めておかないと格好がつかない。しかし――。ソシエダ戦の久保の出来栄えでは、至難のワザとしか思えない。
久保の次の出番は、同12月4日午前3時開始のEL・スイバススポル(トルコ)戦。先発出場予定だが、初ゴールなるか。