コロナ禍のJリーグ 今オフ監督交代「行く人」「来る人」
新型コロナウイルス禍のJリーグ。今オフは何人かの監督の首がスゲ替わる。
まずは浦和。大槻監督の今季限りの退任が発表され、後任はJ2徳島で2017年から指揮を執っているスペイン人指導者のリカルド・ロドリゲス監督(46)である。
プロ選手経験なし。オビエド大でスポーツ科学の博士号取得。理論と情熱を併せ持った知将として知られている。今季の徳島のJ2首位キープをがっちり牽引。浦和は「良い買い物をした」と評価されている。
開幕前はJ1昇格最右翼と目されながら、現在J2・13位に低迷している大宮。J2の横浜FCと長崎をJ1に昇格させた実績を持っている元日本代表FWの高木琢也監督(53)は、温厚な人柄と熱血指導で大宮選手から慕われており、惜しまれながらの退任となる。
「後任は浦和と大宮でプレーし、2018年に柏で短期間、監督を務めた岩瀬健(45)が内定している。J引退後、フットサルに転じて日本代表に選ばれた異色の経歴の持ち主です」(関係者)
J1並みの資金力がありながら、11年からJ2が定位置となっている京都は、今季も現在10位とパッとしない成績に甘んじている。そこで白羽の矢を立てたのが、J1湘南の指揮官時代の18年にルヴァン杯を制した曺貴裁(51)だ。