18番で日本人プロ3人ボギー…惨敗の原因はショットにあり
【ゴルフ日本シリーズJTカップ】最終日
なんとも締まりのない大会だった。
最終18番パー3のティーを通算8アンダー首位タイで迎えた選手は4人いた。ところがパーセーブできたのは勝ったC・キム(30=米国)1人だけ。あとの岩田寛(39)、谷原秀人(42)、大槻智春(30)はそろってボギーをたたきプレーオフに持ち込めなかった。
18番グリーンは奥から手前にかけて下り傾斜がきつい会場名物のパー3。毎年最終日はグリーン右手前にピンが立つ。ピン奥につけたら、たった1メートルの短い距離であってもパターヘッドがボールに触れるか、という繊細なタッチが求められる。そうでないと転がるボールに加速がついて、グリーンの外に出てしまう危険性もあるからだ。
もちろんピン左サイドからも、上って下るスライスラインのため、読み切るのが難しい。
だからパーセーブに四苦八苦する選手が多いのだ。ちなみに最終日の平均スコアは3・400。出場30選手のスコアはバーディー1、パー17、ボギー11、ダブルボギー1だった。