サニーCCはワーケーションプラン導入 仕事の合間にプレー
サニーカントリークラブ(長野)
新型コロナウイルス感染防止のため多くの企業がテレワークを導入している。通信環境が整っていれば、どこでもオンラインで仕事をこなせるため、わざわざ出社する必要がなくなり、今では首都圏を離れて地方に移住する人が急増している。
そしてリゾート地で楽しみながら働く「ワーケーション」という新たなライフスタイルも生まれた。「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を合わせた造語だ。
朝早くから満員電車に揺られることなく、時間を有効に使えるようになり、大自然に囲まれた地方でのびのびとワーケーションを楽しんでいる人がいるのだ。
ゴルフ場にワーケーションプランを実験的に導入したのがサニーカントリークラブ(長野)だ。リゾートコースならではの宿泊施設の有効利用だ。
「避暑地のゴルフ場として、首都圏からの宿泊ゴルファーが多かったのですが、緊急事態宣言が発令されると、県外ゴルファーは50%減少。解除後には通常時の80%まで戻りましたが、宿泊利用はなかなか回復しませんでした。当クラブのウリである宿泊施設とリニューアルしたばかりの練習場を有効活用できる方法を考えていた時に、矢野経済研究所からゴルフ場でのワーケーションの実験を行ってみないかと打診されたのです」(広報担当・高野進一郎さん)