LPGAツアーはピン位置、クセのあるラフが“難敵”ですが…
予選を通過して確実にポイントを上積みしていくことになります。もちろん、タフな設定で好成績を残すのは簡単ではありません。
毎週、会場の芝が違い、対応しなければ上位争いはできません。
例えばバミューダ芝やケンタッキーブルーグラスのラフは、大して長くないのに粘りがあって、フェースに芝が絡み、ターゲットに打ち出せないこともあります。フェースローテーションさせないことが重要だということを試合をしながら学びました。また、ティフトン芝はグリーン回りで苦戦します。ボールがすっぽり埋まってしまい、「どうやって打てばいいのか」とわからないケースも出てきます。
それにカップが切られるポジションもシビアです。グリーンの左端、右端から3ヤードという狭いスペースを選手に狙わせるのです。
また左右のエッジから10ヤードのところにカップが切られている場合などは、段のすぐ上にピンがあったり、奥が3ヤードしかなかったりして、たった1ヤードの差で傾斜にかかってグリーンからこぼれたり、オーバーしたりすることもあります。