ダルも絶賛のパドレス移籍 サイ・ヤング賞へ3つの絶好材料
メジャーを代表する日本人右腕の移籍が決まった。
若手選手を交えた5対2の大型トレードでパドレスに移籍したダルビッシュ有(34=前カブス)。昨季のナ・リーグ最多勝(8勝)で、サイ・ヤング賞の最終候補に残った右腕は、新天地ではレイズから移籍の左腕スネル(昨季4勝)とともにエース格を担う。
昨季のパドレスはチーム防御率3.86(リーグ3位)、チーム総得点325(同3位)と投打の歯車がかみ合い、ナ・リーグ西地区2位で、14年ぶりのポストシーズン進出を果たした。今オフは守護神ローゼンタール(昨季4セーブ)がFAになったものの、層の厚いリリーフ陣に加え、昨季リーグ2位の17本塁打を放った遊撃のタティスJr(22)らの若手野手はさらなる飛躍を期待されており、早くも優勝候補に挙げる米メディアも少なくない。
「今、最高のチーム」とダルも話す通り、同僚に恵まれる新天地では昨季同様、好結果を計算できる。
「ダルにとって一緒に移籍したカラティーニ捕手は心強い存在です。昨季は専属捕手として巧みなリードと堅守でダルのパフォーマンスを引き出し、正捕手にまで成長した。パドレスで唯一の懸念材料だった正捕手不在が解消され、リリーフ陣にも安定感が増すはずです」(ナ・リーグスカウト)