岡崎慎司シュートゼロでも…代表ワントップ候補のお粗末
スペイン1部ウエスカ所属の日本代表FW岡崎慎司(34)が、23日のビリャレアル戦で4試合ぶりの先発を果たした。
試合開始と同時に<岡崎らしさ>全開だった。
相手ゴール前でチャンスボールを待つのではなく、ラストパスを引き出そうと右に左に目まぐるしく動き回る。
相手にボールが渡るとファーストディフェンダーとしてプレスをかけ続け、まるでDFのように守備にも精を出す。
この<岡崎スタイル>を愚直に貫くことで英プレミア・レスター時代にはリーグ優勝の立役者のひとりとなり、日本代表では歴代3位となる通算50得点を決めている。しかし――。
さすがに寄る年波には勝てず、動き出しの鋭さ、キープ力、シュートに持ち込む際のキレ味などすべてが劣化しており、後半12分にベンチに下げられた。結局ボールに触れたのは20回にも満たず、シュート0本の体たらく。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。
「日本代表のビッグスリーと呼ばれたMF本田圭佑(34)がボタフォゴでの移籍と退団の際に騒動を引き起こしたり、ギリシャ移籍が報じられているMF香川真司(31)が長く浪人生活を強いられている。この2人と比べると岡崎はスペイン1部でプレーしている分、欧州最前線にいる<格上>選手と言えますが、年齢的な衰えもあって現役晩年に差し掛かっているのは明らか。3月からカタールW杯2次予選が再開される予定になっているが、森保ジャパンの1トップ候補は、ドイツのFW大迫勇也(30)を筆頭に岡崎も<代表メンバー圏内>です。このことが、日本代表のアキレス腱<点取り屋不在>を余計に際立たせている」
日本代表を率いる森保監督も頭が痛い――。