U-24アルゼンチンに完勝も…釜本氏が指摘する久保の“弱点”
「自分が19歳のころと比べるとテクニック、スキル、アイデアなど比較にならないほど高い。しかし、なまじ技術があるからこそ、スパイクの裏などを使ってボールを必要以上にこねくり回してみたり、いたずらにフェイントを多用して自らシュートに持ち込むタイミング、ゴールに直結するラストパスを出すタイミングを逃してしまっている印象がある。これからはチャンスと思ったらムリな体勢からでもシュートを放つ。誰もが素晴らしいと思うような芸術的なラストパスを通そうとするのではなく、もっと<シンプルにプレーすべし>と久保選手にアドバイスを送りたい」
さらに続けて「緩急が足りない」と釜本氏。
「ゴール正面でも両サイドでも、どのエリアからでもドリブルしながらシュートやパスにいたるまでのプレースピードが一定過ぎる。ドリブルの途中でギュッギュッと一気にギアを上げ、急加速してバシッとシュートを放てば、得点につながるはずです」
圧倒的な技術があるにもかかわらず、五輪代表、A代表ではいまだノーゴールの久保。
レジェンドのアドバイスは耳に届くか――。