著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

日本男子ツアーはなぜ54ホールで競技成立させてしまうのか

公開日: 更新日:

 酷な言い方だが、「茶番劇」が続いたらファンから見放される――。そんな危惧を覚えたのが男子ツアーである。

 世界中のゴルフツアーが年初から熱戦を繰り広げている一方で、国内男子ツアーは4月半ばになってようやく始まった。開幕戦「東建ホームメイトカップ」はコロナ感染防止のため無観客で行われ、しかも3日間の短縮競技だった。

 大会2日目に出場選手のコロナ陽性が発覚。3日目が中止になり、決勝は日曜日だけという54ホールで勝敗を決めた。

 さらに第3戦「中日クラウンズ」は初日が悪天候で中止。すると金曜日から日曜日までの3日間54ホールの短縮競技になった。

 女子ツアーも「ほけんの窓口レディース」「中京テレビ・ブリヂストンレディス」と2試合続けて悪天候のため2日間(36ホール)に短縮された。

 天候不順になると日本のツアー競技は男女問わず、すぐに短縮されることが多い。

 世界のゴルフツアーは全選手が72ホールを終了して競技成立が当たり前だが、なぜか、わが国では54ホールや36ホールでも当然のように試合を終わらせてしまう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小室佳代さんは眞子さんを「配偶者」と呼び、秋篠宮さまは圭さんを「夫の方」と呼ばれ…自伝本が深めたミゾ

  2. 2

    松坂桃李「御上先生」は連ドラの“勝ちパターン”を外してしまった? 1ケタ陥落で疑われる《失速と中だるみ》

  3. 3

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 4

    “選挙のプロ”立花孝志まさかの凡ミス赤っ恥…第一声「神戸→船橋」急きょ変更のお粗末

  5. 5

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  1. 6

    小室圭さん母・佳代さん まさかの「自伝本」出版に宮内庁が困惑…“魂の訴え”で秋篠宮家にまた逆風か

  2. 7

    三田寛子はアイドルから“梨園の妻の鑑”に華麗なる転身も…夫の不倫癖で扇千景さんの境地になれない

  3. 8

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 異例の「マイナー相手に実戦登板」で見えた首脳陣の痛恨トラウマ

  5. 10

    なぜオリ山岡泰輔だけが名前を晒されたのか…SNSでは「不公平」「一律公表すべき」の声