著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

守護神・川口はアトランタ五輪最終予選のサウジ戦が「ベストゲーム」と振り返った

公開日: 更新日:

 JFA強化委員会のトップとして、西野を五輪代表の監督に推薦した加藤久も「五輪(本大会)に出ること自体が(28年ぶりと)久しぶりだったのですが、若い世代が育っているのでオーバーエイジ枠を使う必要はなかった。西野監督とも話しましたが、次の世代に代表を繋げていくためにも(23歳以下の)若い選手で五輪に行こうと決めました」と証言する。

■美学を貫いた加藤強化委員長

 話は前後するがーー。

 1995年秋、加茂監督続投を巡って起きた騒動とネルシーニョ監督の発した「腐ったミカン」事件があり、加藤は強化委員長を辞任するつもりだった。

 しかし、西野監督から1996年3月の「五輪アジア最終予選までは辞めないでくれ」と頼まれた。

 早稲田大の先輩に当たる西野の頼みである。

 加藤はアジア最終予選の突破を見届け、1996年3月末日の任期満了を待って強化委員長を退いた。

 それは加藤なりの美学を貫いた結果だったのではないだろうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出