【サッカー】なでしこ8強で敗退、メダルなしの戦犯は? 疑問符だらけのスウェーデン戦を総括
なでしこジャパン(世界ランク10位)の夢が砕け散った。ランク5位のメダル候補スウェーデン相手に一度は同点に追い付きながら、高倉監督の迷走采配もあって1―3で完敗したのである。
「前後半の立ち上がりに集中力を欠いて先制されることが多い」(なでしこ初代専任監督の鈴木良平氏)のに前半7分、左からのクロスを長身選手に頭で叩き込まれた。
23分、DF熊谷→右SB清水→右MF長谷川とつながったボールを最後はFW田中が左足で合わせ、2戦連続となるゴールを決めたが、後半は指揮官にも選手にもミスが出た。
後半8分、日本DFの背後をつかれての失点は「GKのポジショニングが悪かった」(鈴木氏)。
23分にはMF三浦が自陣PA内でハンドをおかしてしまい、PKを決められて1―3となった。
ここから高倉監督の疑問符だらけのベンチワークの始まりである。
27分にボランチの三浦に代わって左MF遠藤を投入したが、3失点目から「4分後」ではいかにも遅過ぎる。その10分後の37分、ゴールをアシストした長谷川がベンチに下がり、交代出場したのは左SBが主戦場のDF北村。いきなり右サイドMFで起用されても機能しなかった。