【男子サッカー】“手負い”南アに大苦戦辛勝…森保Jの青写真一転、次戦メキシコの脅威を釜本氏が解説
22日、東京五輪の開会式に先立って開幕した男子サッカーで新型コロナウイルスに翻弄された南アフリカU-24代表相手に日本U-24代表が大苦戦である。
来日前に5選手が戦線離脱した南アは、日本に到着すると選手2人を含む3人のコロナ感染が発覚。18人が濃厚接触者に認定され、試合出場の可否は日本戦のキックオフ(午後8時)6時間前に行われたPCR検査の結果次第とされた。18人全員の陰性が確認され、大会組織委が出場可を正式にアナウンスしたのは、キックオフ約2時間前の午後5時58分という慌ただしさだった。
ところが「練習不足もあって南アはチームの体をなしていなかった。プレー精度の違いも歴然としていた」(メキシコ五輪メダリストの元日本代表FW釜本邦茂氏)にもかかわらず、日本は手負いの南アを攻めあぐみ、ゴールは後半26分にMF久保が左足でズドンと決めた一発だけ。終盤には南アの反撃を食らい、あわや失点という局面も。
森保ジャパンは、大会前に「南アとメキシコから勝ち点3をゲット。3試合目のフランス戦でA組1位を争う」という青写真を描いていたが、22日午後5時キックオフのA組・メキシコ―フランス戦の結果で風向きが変わった。メキシコが優勝候補の一角と目されていたフランスを4―1の大差をつけて下したのだ。