センバツ準V明豊を11K完封 専大松戸の深澤鳳介は「ドラフト3、4位候補」
体をつくって球速を上げればさらに良くなるだろうね。課題らしい課題はそのくらいか。
16日、センバツ準優勝校の明豊(大分)を相手に11奪三振で完封した専大松戸(千葉)の右腕・深澤鳳介のことさ。
内角と外角にきちんと投げ分けられるし、高校生にしては珍しいくらいコントロールが良い。変化球でしっかり緩急をつけられているのもポイントだね。投げる時に少しだけ腕の位置が低いからスピードはそれほど出ないけど、ボールにキレがあって実際の球速以上に速く見える。投げっぷりからセンスの良さが伝わってくるし、実戦的な良いピッチャーだ。センバツと春の関東大会、今大会と見てきて、着実に成長しているのを感じる。
プロ球団から指名されるのは間違いないだろうけど、オレの見立てではドラフト3、4位くらいかな。さすがに、今大会ナンバーワン投手と言われる明桜(秋田)の最速157キロ右腕・風間球打や、センバツで活躍した市和歌山(和歌山)の小園健太ら「1位候補」には一歩及ばない。
甲子園で強豪を完封したことで評価はウナギ上りかって? いや、これから行われるスカウト会議で担当のヤツから「あれはたまたま」とか「いつも通り」って話を聞かないと。たったの1試合だけで評価が跳ね上がることはそうそうないよ。