センバツ準V明豊を11K完封 専大松戸の深澤鳳介は「ドラフト3、4位候補」

公開日: 更新日:

 体をつくって球速を上げればさらに良くなるだろうね。課題らしい課題はそのくらいか。

 16日、センバツ準優勝校の明豊(大分)を相手に11奪三振で完封した専大松戸(千葉)の右腕・深澤鳳介のことさ。

 内角と外角にきちんと投げ分けられるし、高校生にしては珍しいくらいコントロールが良い。変化球でしっかり緩急をつけられているのもポイントだね。投げる時に少しだけ腕の位置が低いからスピードはそれほど出ないけど、ボールにキレがあって実際の球速以上に速く見える。投げっぷりからセンスの良さが伝わってくるし、実戦的な良いピッチャーだ。センバツと春の関東大会、今大会と見てきて、着実に成長しているのを感じる。

 プロ球団から指名されるのは間違いないだろうけど、オレの見立てではドラフト3、4位くらいかな。さすがに、今大会ナンバーワン投手と言われる明桜(秋田)の最速157キロ右腕・風間球打や、センバツで活躍した市和歌山(和歌山)の小園健太ら「1位候補」には一歩及ばない。 

 甲子園で強豪を完封したことで評価はウナギ上りかって? いや、これから行われるスカウト会議で担当のヤツから「あれはたまたま」とか「いつも通り」って話を聞かないと。たったの1試合だけで評価が跳ね上がることはそうそうないよ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…