せっかく見つけた金の卵! 夏の甲子園に出た選手を“訳あり”で猛プッシュした

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 いや、もう、絶好調も絶好調さ。おまえのことだから、どうせ、ゴルフのことだろうって? とんでもない。オレじゃなくて、オレが担当した選手がようやくモノになりそうなんだ。オレの球団内での評価は間違いなくうなぎ上りさ。

 もうひとりくらい担当した高校生がプロで活躍するようになれば、部長のオレに対する見方も劇的に変わるかもしれない……そんなことを考えながら夏の甲子園に行ってきた。

■ポジションが重ならない

 狙いはもちろん、一人前になってきた若手とポジションのかぶらない選手さ。せっかく見つけた金の卵がゆくゆく、モノになってきた選手を追い出すようなことになれば台無しだからね。

 どの球団もすでに、夏の甲子園を受けたスカウト会議を1回や2回はやっているはずだ。今年のドラフトは10月11日。例年より早いうえに、9月に行う予定の大学のリーグ戦もコロナ禍でどうなるかわからない。具体的なランク付けはともかく、ドラフト指名選手をある程度、絞り込まなければならない時期だからだ。

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