石川遼はどう聞く?ベン・ホーガンの「不振は髪を伸ばしているからだ」
1966年に東京よみうりCCで行われたカナダカップ個人戦で、杉本英世はジョージ・ヌードソン(カナダ)とのプレーオフに敗れた。ヌードソンはダンディーな選手だったが、米ツアーで戦っていたころ、不振に陥ったとき、「髪を伸ばし過ぎているせいだ」とベン・ホーガンに言われたことがある。
「髪を伸ばすことによってバランスが変わり、スイングに影響している」と言われたというのである。ホーガンに言われたことなので、髪を短くしたらショットが良くなったとヌードソンは笑いながら言っていた。
石川が、「急がば回るな」と言ってプロになり、日本シリーズで優勝したとき、ギャラリーは中高年の女性が多かった。足元を見るとゴルフ観戦に不向きなシューズを履いているギャラリーが多かった。そのために傾斜面のラフで滑って転倒する人が続出した。
石川のような爽やかな選手が強くなればファンが増えて、ゴルフのイメージも良くなるに違いないと思った。
石川は今年、30歳になった。5年間、挑戦した米ツアーでは2位が2回あったが、優勝には手が届かなかった。