カーリング女子五輪最終予選は英国に敗れ初黒星も…ロコ・ソラーレには圧倒的「経験値」
カーリングの北京五輪最終予選(オランダ・レーワルデン)は日本時間14日未明、女子団体の1次リーグを行い、日本代表のロコ・ソラーレ(LS)は英国と対戦。銅メダルを獲得した2018年平昌五輪3位決定戦の再戦はLSが5-8で競り負け、今大会初黒星。通算3勝1敗とし1次リーグ前半を折り返した。
■世界中のテレビ局が中継を見合わせ
先週の混合ダブルスはリンクを含む会場内に掲出されたアダルトグッズメーカーの広告が放送コードに抵触するため、日本のNHKをはじめとする各国のテレビ局が中継を見合わせた。多くの国では代替措置としてインターネットによるライブ配信を行ったが、事態を重く見た世界カーリング連盟、オランダ連盟は急きょ、スポンサーと協議して契約を打ち切ることで合意。
リンクに刻み込まれたピンクのド派手な広告を消去するため、混合ダブルス終了後、氷を溶かして再度、リンクを造成して団体戦に間に合わせた。
突貫工事によるリンクの整備は、至る所で不具合が続出。各国の選手からは不満の声も漏れ、LSの選手もリンクの硬軟を訴えるなど、苦戦を強いられた。スキップの藤沢五月(30)が「何なんだ、このアイスは」と嘆きながらも、LSのメンバーが難しいリンクに対応して連勝したのは、ライバル各国と比べて経験値では一日の長があるからだろう。