コロナ感染再拡大でNHLドリームチームも北京冬季五輪“ボイコット”
来年2月開幕の北京冬季五輪へのドリームチームの不参加が決まった。
北米アイスホッケーリーグのNHLと選手会は、同リーグに所属する各国の代表選手を派遣しない方針を固めた。21日(日本時間22日)、スポーツ専門局ESPN(電子版)が伝えた。
NHLでは新型コロナウイルスの感染拡大で、32チームのうち11チームが活動を停止。変異株「オミクロン株」が猛威を振るっているとみられ、22日から25日までレギュラーシーズンの中断を決めたばかりだった。
北京五輪を巡っては米バイデン政権が新疆ウイグル自治区での人権弾圧に抗議して主要閣僚を派遣しない「外交ボイコット」を表明。豪州や英国などの同盟国も同調した。
ここにきてカナダは「人質に取られかねない」と、選手派遣を見送るボイコットも辞さない構えを見せている。カナダはスキーを筆頭にメダル候補を多数、抱える冬季競技の強豪国。カナダ選手団の不参加に加え、高視聴率が見込めるNHLのスター軍団まで不在となれば、盛り上がりに欠ける大会となりそうだ。