北京五輪玉虫色の外交的ボイコットへ 岸田政権「国益重視」はどこに?

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 来年2月からの北京冬季五輪・パラリンピックを巡り、政府は閣僚など政府高官の派遣を見送る「外交的ボイコット」をする方向で調整に入ったもようだ。選手団は予定通り派遣するという。11日の読売新聞が報じた。

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 岸田首相は国会で「諸般の事情を総合的に勘案し、国益に照らして自ら判断する」と答弁してきたが、すでに外交的ボイコットを表明している米国などと足並みをそろえる形だ。その一方で、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長らを出席させる考えだ。外務省幹部は「現職国会議員で五輪相も務めた橋本が出席すれば、中国側のメンツも立つ」としている。

 バイデンや習近平に右顧左眄して玉虫色の決定で逃げる岸田に「国益」を語る資格はない。

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