東京五輪メダルラッシュの「光と影」2競技団体で起きていた“内紛事件”
今夏の東京五輪は母国開催のアドバンテージを生かし、史上最多の27個の金メダルを獲得した。しかし、そのウラでは選手と競技団体との間でいくつかの内紛事件が起きていた。
五輪ではそれなりにメダリストを輩出している、某屋外競技の日本代表選手はこう語る。
「私は日本代表チームの監督やコーチから、一度たりともアドバイスすら受けたことがない。彼らは現役時代の実績は乏しいのに、連盟のお覚えがめでたいのですよ(笑い)。東京五輪では私が普段から指導を受けているコーチらを帯同させたいと連盟に頼みましたが、突っぱねられました。他の競技は当たり前のようにやっているのにです。理由は分かりません」
大会中には怒りを通り越して笑ってしまった出来事があったという。
「ある練習日のこと。他の代表メンバーが宿舎へ引き揚げる中、私だけは居残り練習をしたんです。後から聞いた話ですが、この時、監督は『俺はもう帰りたい』と周囲に漏らしていたとか(笑い)」
ある球技のチーム内では選手による“謀反”が起きていた。メディア関係者がこう明かす。