東京五輪メダルラッシュの「光と影」2競技団体で起きていた“内紛事件”
「組織は学閥によるコネに支配されているんです。これまでの国際大会の代表選考でも、強くて実績を残している大学の選手ではなく、ある関東の大学の選手が不当に多く選ばれている。中には明らかに実力不足の選手もいて、選考に不満を抱いている人は多い。しかも、代表の監督、コーチもその大学のOBで占められ、他大学の選手は肩身が狭い思いを強いられている。実は五輪代表選考の直前合宿では、他派閥の選手らが何人か途中離脱したんです。『もうやってられない』と泣いていた選手もいた」
実際、この競技はアッサリと予選で敗退した。