3年ぶりに代表復帰! “ゴールマシーン”武藤嘉紀の新境地に期待したい
かつて名門・チェルシーから熱視線を送られた点取り屋は、欧州で数多の辛酸をなめたのだ。
■絶対にまた這い上がってやる!
「6年間、海外のトップリーグでプレーしましたけど、難しかったこと、つらかったことの方が多かったですね。ドイツの3年間は大きなケガもしましたし、イングランドでは思うようなプレーができず、かつ出場機会も得られなかった。スペインでは内容面でも6年間で一番いいプレーができたけど、数字がついてこなかった。サッカーに『たら・れば』はありませんし、それが自分の実力。今の力だと思います。ここからは海外で経験した良かったこと、悪かったことをすべてを力にし、日本でさらに成長していきたい」と武藤は絶対に這い上がってやる! と決意して日本に戻った。
この強い覚悟をピッチ上で示したからこそ、29歳になった今、再び日の丸を背負うところまで辿り着いたのである。
「どのサッカー選手にとっても代表は特別なものですし、そういった気持ちは一度も忘れたことはない。日本に帰ってきた時にも『もう一度、日本代表に戻るんだ』という強いビジョンを秘めていました」と本人も改めて語気を強めた。