フィギュア坂本花織“疑惑のROC勢”に割って入り銅 重圧跳ね返した強靭メンタルの原点

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 ある意味、世界で最も注目されたフィギュア選手ではないか。

 17日のフリー(FS)で自己ベストの153.29点をマーク、トータル233.13点で3位に入り、銅メダルを獲得した坂本花織(21)のことだ。

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 ショートプログラム(SP)では、疑惑の15歳、首位のワリエワ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)、2位シェルバコワ(17=ROC)に次ぐ3位。4位のトルソワ(17=ROC)を抑え、組織的なドーピングが問題になっているROC勢の間に割って入ったことで脚光を浴びた。つまり“クリーン”な坂本が、いわく付きのROC勢の一角を崩したからだ。

 SP後、元フィンランド代表のキーラ・コルピは「坂本と(5位の)樋口(新葉)がSPの女王だ!」と、ROC選手がいないかのような発言。2014年ソチ五輪団体銅のアシュリー・ワグナーは「ショートで幸せになる瞬間を(坂本)カオリがくれた」と持ち上げた。

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