巨人・秋広が引導を渡すのは丸か中田翔か…原監督の助言で4安打大暴れ、外野にも挑戦中
巨人の高卒2年目・秋広優人(19)が目立ってきた。17日のロッテとの練習試合で4打数4安打と大暴れ。原監督は「ツーナッシングからインサイドを打ったことが価値がある」と4安打目を称えた。
身長2メートルの有望株ながら、11日の紅白戦は4打数無安打、15日の日本ハム戦は4打数1安打。実戦2試合で8打数1安打だったことで、16日にオープンスタンスからクローズスタンスにフォームを変更するよう原監督から助言され、即結果を出した格好だ。
本職は一塁だが、出場機会を増やすため、外野に挑戦中。試合には「中堅」で出続けている。一塁のレギュラー候補は中田、中堅には丸が君臨する。秋広は2人のうち、どちらかの牙城を崩す必要がある。
「一塁は中田が筆頭だけど、外野の新外国人2人のどちらかが回ってくるかもしれないし、残留したウィーラーだって守れる。捕手の大城が打撃優先で守ることもあり得るし、ベテランの中島も控えている。一方で中堅は丸しかいない。昨年、丸が二軍に落ちた時は右翼の松原が回ったように、一塁と比べると層が薄い。2年目の有望株にセンターを守らせているのは、彼の力を試すのと同時に丸の尻を叩く意味合いが大きい。原監督は昨年『内容が悪すぎる。ここのところの打率は見られたもんじゃない』と丸に対する不満を口にした。FA入団の大物だけど、衰えの可能性もあるから、秋広が取って代わるのか、今それを見極めているのだと思います」(チーム関係者)