エンゼルス大谷が13日ぶり4号ソロ放つも…本塁打量産には打球角度と意識の壁
エンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間30日のホワイトソックス戦に今季初の「4番・DH」で出場。一回の第1打席で相手の先発右腕ジオリトから4号ソロ本塁打を放った。本塁打は13日ぶりだ。
ここまで打者として20試合で85打数21安打の打率.247、本塁打はわずか4本。ヤンキース・リゾ(9本=ア・リーグトップ)、昨季終盤までタイトルを争ったブルージェイズ・ゲレロ(6本)、ロイヤルズ・ぺレス(5本)らに後れを取っている(数字は日本時間30日現在)。
今季の大谷は4月11日のアストロズ戦で、メジャーの左打者では史上最速となる打球速度191.7キロを記録。強烈な打球を放ってはいるものの、スタンドまで届かなかったり、ゴロになったりするケースが少なくない。
本塁打を放つには打球速度と打球角度が重要とされる。打球の軌道などを計測する「スタットキャスト」の過去の分析によると、打球速度約158キロ以上、打球角度26~30の打球は高い確率で長打、本塁打になるという。大谷の平均角度は昨季の16.6度から、今季は10.6度まで下がった。本塁打が少ないのは打球角度にも原因がありそうだ。