日本ハム清宮“2度目の愛のムチ”でスタメン落ち…新庄監督で生き残れるかは本人次第
「昨日のミス。本人にも分からせて、チームメートにも分からせて、引き締めようと。この悔しさを、もっともっと集中力を持って……」
日本ハムの新庄剛志監督(50)がこう言って26日のヤクルト戦でスタメンから外したのが清宮幸太郎(23)だ。
“昨日のミス”というのは、2点リードの九回1死一、三塁の好機で重盗を仕掛けたものの、三塁走者の清宮のスタートが遅れて本塁で憤死した件である。新庄監督は懲罰交代させ、試合後には「あんなミスしてたら一生、上に上がっていけないよね」と、怒りをあらわにしていた。
■重盗ミスは首脳陣にも責任が
新庄監督が清宮を叱咤したのはこれが2度目。前回は10日のオリックス戦後に「一軍に残りたいという姿勢が全く見えない。バットを出さない限り一生結果は出ない」とバッサリ斬り捨てた。普段は褒めて伸ばす新庄監督が2度もカミナリを落としたのは、期待の裏返し。実際、この日は2点を追う八回1死二塁の好機に代打起用。挽回のチャンスを与えている。清宮はこの回こそ二ゴロに終わったが、先頭打者として打席に立った延長十回は四球を選び、試合を決定づけた一挙4得点への足掛かりをつくった。