波乱呼ぶ「LIVゴルフ招待」、そして国内女子プロから相次ぐメジャー不参加意向は残念
ただしLIVゴルフ招待が、この先どのように進んでいくのか、様子見のプロも多いのも確かです。フィールドは48選手と小さく、最下位のスコアは通算24オーバーと勝者との差が大きく試合としての魅力は半減します。新ツアーでプレーしようが、PGAツアーにとどまろうが、それは選手の自由です。
すでにPGAツアーで何勝も挙げて、メジャーにも勝って、違う道に進みたいというプランもあるでしょう。家族と一緒にいる時間をつくりたいと、LIV参戦を決意したプロもいますが、それは口実でしかありません。
新ツアーの魅力は短時間に稼げる賞金でしかなく、PGAツアーが長年培ってきた、ギャラリーを魅了する会場設定や大会の盛り上げ方、一打一打に緊張感あふれるプロのスーパーショットは感じられません。新ツアーがこの先どういう方向に進んでいくのか先行きが不透明であり、みんな心配しているところです。
日本男子ツアーも、これから対応を迫られることになるはずです。そしてB・デシャンボーやP・リードも新ツアー参戦を表明しており、これから世界のゴルフ界がどのように変わっていくのか、しばらく目が離せません。