阪神が陥る“鯉わずらい”の元凶はベンチワークにあり サヨナラ負けで広島に今季10戦未勝利

公開日: 更新日:

 鯉わずらい、とは言い得て妙だ。

 22日も広島に敗れた阪神。これで広島戦は開幕から白星なしの9連敗となり、ネット上には阪神ファンの怒り、嘆き、自虐とともにこのワードが溢れている。

 2-3の七回に4番・佐藤輝の適時左前打で同点に追いつき、延長十回に再び佐藤輝が勝ち越しの適時二塁打。が、虎党が沸いたのも束の間、直後にアルカンタラが坂倉に同点弾、十一回裏には宇草にサヨナラ弾を浴びてジ・エンドである。

 鯉わずらいはいよいよ深刻だが、とはいえ、一方的にやられているわけではない。ここまでの10試合で1点差ゲームが5試合、3点差以内の接戦が2試合。唯一の引き分けも3点ビハインドを追いつきながら、勝ち切れなかった。力の差や単なる相性ではなく、采配や用兵、つまりベンチワークが招いた連敗と言っていい。

「打線は粘った? もう1点欲しいなというところもあるけど、難しいところやね」

 とは、試合後の矢野監督。「難しい」で片づけられては、選手もファンも困ってしまう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値