堂安律に独フライブルク移籍秒読み報道 見え隠れするW杯代表滑り込みの皮算用
オランダ1部PSVアイントホーフェンに所属する日本代表MF堂安律(24)の「ドイツ移籍」が秒読み段階に入った。
6月30日、オランダ、ドイツのメディアが「堂安のドイツ1部フライブルク移籍が基本合意に達した」と一斉に報じたのである。
2021-22年は、PSVの主軸としてリーグ24試合出場・8得点。その前のシーズン、レンタル移籍先のドイツ1部ビーレフェルトで活躍したこともあり、今オフのドイツ移籍が噂されていた。
「堂安サイドの、11月開幕のカタールW杯の日本代表メンバー入りをより確実にするためにドイツへ移籍する、という皮算用が見え隠れします」とサッカー関係者がこう続ける。
「森保ジャパン発足当時は攻撃の核として期待され、21年東京五輪でも主軸を務めた。でもA代表では結果を残せず、3月のW杯最終予選残り2試合招集外という屈辱を味わった。それでも6月の代表4連戦では献身的な守備も披露し、当落線上から序列がアップしたともっぱら。堂安としては代表入りへダメ押ししたいところです。日本代表は、W杯本大会のグループリーグ初戦で優勝候補ドイツと対戦。堂安としては、ドイツでプレーすることでドイツ選手との戦い方、駆け引きなど体感して代表にフィードバックすると首脳陣にアピールするつもりでしょう」
来季ドイツ1部は8月5日に開幕。昨季6位のフライブルクは、ELにも出場する。ELでも好パフォーマンスを発揮すれば、森保監督への猛アピールになるのは言うまでもない──。