45年ぶり連覇狙う稲見萌寧は6位T好発進 難敵は“まくり”とパット巧者の菅沼菜々
【日本女子プロゴルフ選手権】第1日
予想外の飛び出しだ。
優勝賞金3600万円と3年シードが懸かる今大会。前年覇者の稲見萌寧(23)は4アンダー6位タイ発進。樋口久子以来となる45年ぶりの連覇を狙う。その前に立ちはだかるのは、初日7アンダーの単独トップに立った菅沼菜々(22)だ。
稲見と同じく2018年7月のプロテストに合格。ツアー未勝利だが、初のシード入りを果たした今季はいつ優勝してもおかしくないほど力をつけている。
21試合に出場し、トップ10入り10回。平均ストローク70.6973は6位。平均バーディー数(3.7619)とパーブレーク率(21.1640)は2位。驚くのは最終日の平均ストロークだ。昨季73.1471(69位)から69.2328(1位)へ。60台はこの日6アンダー2位タイの山下美夢有(21)の2人しかいない。先週のゴルフ5レディスも最終日66と爆発。16位から3位へ順位をあげた。
「細身の菅沼はラウンド中も笑顔を絶やさず、プロの試合に高校生が出場しているように錯覚するほどです。飛距離が出る方ではないが、パットがうまい。平均パット数も昨季(12位=29.3641)よりランクをあげ、28.5238は5位。ストロークがブレないことに加え、今年は心の浮き沈みがない」(ツアー関係者)