馬場咲希フィーバーの裏でゴルフマスコミのお粗末…「夕飯は?」などと連日“場違い質問”
【住友生命Vitalityレディス東海クラシック】
「全米アマチュア選手権」を制した馬場咲希(17)が本大会に凱旋出場するとあって、連日マスコミの取材攻勢が続いている。
アマチュアが指定練習日(14日)に公式会見に呼ばれるのも、プロアマが行われた大会前日(15日)にコメントが求められるのも異例だ。
「全米アマ」のタイトルホルダーは、来年の全米女子プロを除くメジャー大会に出場でき、人気プロとの注目組に入る。さらにLPGAツアーでも多くの試合に推薦出場できるなど一流選手並みの扱いを受け、海外ではアマとはいえスター選手として一目置かれる。
そんなチャンピオンに対して日本のゴルフマスコミはお粗末だ。「愛知に来て、名物を食べたいとかありますか」「昨日の夕飯は何を食べましたか」と2日続けて、ゴルフとはまったく関係のない質問をぶつけている。
「長く海外取材をして、プレスインタビューで食事について質問が出たのはマスターズのチャンピオンズディナーぐらいでした。もちろん、プレーのパフォーマンスを高めたり、病気克服のために食事療法を取り入れているというゴルフに関する話題なら別です。そもそも会見への出席はプロにとって義務ですが、何でも答えなければいけないわけでもありません。ゴルフに全然関係のない、何を食べたか、などという場違いな質問をすれば、まずプロは答えてくれません。会見でプライベートに関するくだらない質問をすれば、記者たちからも笑われてしまいます」(ゴルフライター・吉川英三郎氏)
選手は貴重な練習時間を割いて会見に臨んでいて、プレス対応もプレー同様に真剣勝負だ。そんな場でバカげた質問を全米アマ覇者にぶつける日本のゴルフマスコミの資質が問われる。