大谷翔平「WBCリリーフ登板」に不安な“尻上がり”データ 侍の守護神に名乗りをあげたが…
「(米国などの強豪は)トップクラスの選手ばかり。そこも含めて魅力を感じている」--。
メジャー5年目のシーズンを終えて18日に帰国したエンゼルス・大谷翔平(28)が、来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場に意欲を見せた。
WBC本番でも二刀流での働きを期待され、投手としては日本代表のエースの役割が求められる。大谷は起用法に関して「先発で投げるのであれば、60~70球を投げるように仕上げていかないと」と調整の難しさを口にした上で、「短期決戦なので、先発がどうのとか、そういうところにこだわりはない」と、中継ぎ、抑えでの登板に備えるという。
今季の大谷はメジャー自己最速となる163キロをマークし、奪三振率11.87はア・リーグトップ。スプリット、スライダー、ツーシームと狙って三振を取れる持ち球があり、リリーフとしての適性を備えている。スポーツ紙も「大谷、侍守護神!」と騒いでいるが、不安は尽きない。
メジャーでは抑えの経験がないうえに、WBCの開幕は3月。渡米後は春先の結果が芳しくないからだ。