阪神は「1位指名」公言せず…戦力外恐れるナインが固唾呑んで見守る「岡田ドラフト」
「まだ何人かクビを切られるはず……」
阪神ナインが、戦々恐々としているという。
20日行われる12球団ドラフト会議。19日、スカウト会議を終えた岡田彰布新監督(64)は1位指名選手の最終決定について、明言を避けた。
一方、ドラフトを直前に控え、16日から第二次戦力外通告期間がスタート。17日には西武、ソフトバンクなど、計10人が戦力外となり、ドラフト前日のこの日も、DeNAが19年7位の浅田ら2選手、楽天も12年1位の森ら育成4選手に戦力外を通告。各球団、人員整理を進めている。
そこで阪神である。球団OBが言う。
「岡田監督は就任当初から矢継ぎ早に人事に着手。藤浪のポスティングでのメジャー挑戦を容認し、18日には日本ハムと2対2のトレードを成立させた。レンジャーズ傘下の有原航平(30)や助っ人野手の獲得にも乗り出している。フロントと一緒に、まずは編成面のテコ入れを行っている。阪神は現時点で糸井が引退したものの、戦力外を通告したのは小野ら4投手だけ。ドラフトでの指名を踏まえた上で、野手の戦力外も出るともっぱらです」
選手たちは例年以上にドラフトの行方が気が気じゃないようだ。