中日、ヤクルトも…9球団1位公表の前代未聞 2022年ドラフトはワクワク感なくTBS真っ青
まさに公表合戦である。
19日、まずは中日が20日のドラフト会議で最速151キロ右腕の沖縄大・仲地礼亜(4年=嘉手納)を1位指名することを公表。都内のホテルで開かれたスカウト会議に参加した立浪和義監督(53)が「1位を公表します」と切り出し、「沖縄の仲地投手。真っすぐが速く、スライダーもコントロールもいい。体も強いし、長く中日で活躍してくれる投手」と明かした。
ヤクルトの高津臣吾監督(53)もこの日、最速153キロ右腕の東芝・吉村貢司郎(24=国学院大)の1位指名を公言した。今夏の都市対抗など多くの大舞台を経験した社会人3年目。CSファイナルS前の6日のヤクルトとの練習試合で、4番・村上を空振り三振に封じるなど、3回3安打無失点7奪三振の好投を見せた。吉村を生でチェックした高津監督は「誠意を見せる意味で公表した」と説明した。
これで事前に1位指名を公表したのは、巨人、ソフトバンク、西武、日本ハム、広島、オリックス、楽天に続き、史上最多の9球団に。さらに、この9人が競合しない前代未聞の事態となっている。公表しないまま当日を迎えるのは、阪神、DeNA、ロッテの3球団のみ。さる放送関係者がこう言った。