ドラフト指名選手に聞いた「行きたかった球団」と「行きたくなかった球団」
ドラフト会議で名前を呼ばれた選手たちは会見で思い思いのコメントを寄せているが、そこには社交辞令も含まれている。
浅野のように「12球団OK」という選手がいる一方、本音では「行きたい球団、行きたくない球団」があるのも事実。
ドラフト前、日刊ゲンダイが今回指名された複数のアマ選手に「行きたい球団」を尋ねると、多くの選手が出身地の球団とともに、ソフトバンクの名前を挙げた。セ球団から指名された内野手が言う。
「12球団で最も育成環境が整っていると思う。甲斐捕手や千賀投手、大関投手のように育成出身選手も活躍している。きちんと育ててくれる球団という印象がある。選手層が厚く、優勝できる可能性も高い」
一方、「行きたくない球団」を聞くと、意外にも多かったのが日本ハムだ。この日、1位指名された日体大の矢沢宏太(22)は「明るく楽しく魅力的なチームと思います」と話したし、「戦力がない分、チャンスが多そう」(西日本の大学生)との見方がある半面、今夏の甲子園に出場した球児はこう言った。