【Forget about it!】「諦めろ! スゴイ!」実況アナウンサーがよく使うフレーズ
大谷がホームランを打った際、実況アナウンサーがよく使うフレーズのひとつだ。ホームラン性のボールの行方を追いかけている時には、「going!going!(ボールが伸びている! 伸びている!)」と叫んだあとに、「gone!(入った!)」となるが、打った瞬間に明らかにそれとわかる場合に使われる。
「Forget about it!」は直訳すれば、「忘れろ!」「気にするな!」「もう諦めろ!」。これがスラングでは「スゴイ!」という意味になる。ニューヨークなど東海岸で使われることが多いようだ。
余談だが、ニューヨークのブルックリンにはかつて、現在のロサンゼルス・ドジャースが本拠地をもち(1884~1957年)、人気を博した。現在のニューヨークはヤンキースとメッツのおひざ元。大谷とのMVP争いの結果が注目されているアーロン・ジャッジが「BRONX BOMBER(ブロンクスの爆撃機)」のニックネームで呼ばれるのは、本拠地のヤンキースタジアムがブロンクス区にあるからだ。
話を戻して、日本では草野球でもなんでも、打たれた投手やミスをした選手に、「ドンマイ、ドンマイ!」と声をかけることが多い。ドンマイは「Do not mind!(気にするな!)」の省略形。それよりも「Forget about it!」と叫ぶ方が“cool(かっこいい)”かもしれない。