巨人さあ困った…FA市場に投手がいない! 阪神・岩崎に続き中日・松葉も残留表明
巨人は25日、山口俊(35)に戦力外通告したことを発表した。
山口は2016年オフにDeNAからFA移籍で加入。15勝4敗で最多勝などのタイトルを獲得した19年オフに、球団初のポスティングシステムを容認されメジャーに挑戦したものの、結果を残せず、21年6月に巨人に復帰していた。
しかし、昨季は故障もあって2勝8敗。今季は中継ぎで登板した1試合のみに終わっていた。山口が戦力にならなかったこともあり、今季のチーム防御率は3.69で12球団ワースト。救援陣もリーグワーストの3.78と安定感を欠いた。脆弱な投手陣が2年連続V逸の大きな要因となっただけに、投手が重要な補強ポイントとなっている。
2年ぶりに乗り出すことが濃厚なFA戦線で、実績のある投手の確保を狙っていたが、この日、中日の松葉が権利を行使せず、残留することを明言。24日には阪神の岩崎もFA権を行使した上で4年総額8億円で残留すると発表した。さる球界関係者がこう言った。
■ドラフトでの即戦力投手指名は3位大学生と5位社会人のみ